【高岡市】従業員が退職・転勤したら|異動届出書の提出先と期限

従業員が退職したり転勤になったとき、給与からの住民税天引きをどうすればいいか、いざとなると迷うことがあります。「届出書って、どこに何をいつ出せばいいんだろう」という状態のまま日が過ぎてしまうと、従業員側が一度に多額の税金を払うことになるケースもあります。

高岡・富山エリアの地域情報メディア『こられ高岡』でライターをしている、しゅうです。仕事柄、手続きの話を調べるときはまず「窓口はどこで、何を持っていけばいいか」から確認するようにしています。今回は、給与所得者異動届出書について整理しました。

届出の目的、異動の種類ごとの書き方、提出先と期限の順で見ていきます。制度は変わることがあるため、提出前に高岡市公式サイトか窓口で確認することをおすすめします。

目次

そもそもこの届出書は何のためにある

給与所得者異動届出書は、毎月の給与から住民税を天引きしている従業員に異動があったとき、事業主が市区町村へ提出する届出書です。

住民税の特別徴収(給与天引き)は、会社が毎月の給与から引いて市区町村に納める仕組み。退職や転勤があると、その仕組みが途中で変わります。変わったことを市区町村へ伝えるのが、この届出書の役割です。

提出が必要になる異動の種類はこれ

「異動」という言葉の範囲が意外と広いです。退職だけでなく、次のような場合も届出が必要になります。

  • 退職・死亡
  • 転勤(他の事業所への異動)
  • 休職
  • 事業所の閉鎖
  • 普通徴収(自分で納付)への変更

就職などで新たに特別徴収を始めたいときは、別の書類(特別徴収切替申請書)が必要です。異動届出書とは別物なので、混同しないようにしたいところです。

提出期限は異動した翌月の10日まで

提出期限は、異動があった日の翌月10日までです。たとえば7月31日付けで退職した従業員がいれば、届出書の提出期限は8月10日になります。

また、給与支払報告書を提出した従業員が4月1日までに退職等した場合は、4月15日が提出期限です。年度初めに重なりやすい時期なので、先に確認しておくと焦らずに済みます。

高岡市への提出先と窓口の場所

高岡市の場合、提出先は市役所2階の市民税課(1番窓口)です。担当は個人市民税第二係で、電話は0766-20-1261です。

市役所は広小路にあります。駐車場は建物に沿って入れる場所があるので、車で来る方も動きやすいです。ただ初めて行く場合は、入口の場所を事前に確認しておくと余計に迷わなくて済みます。

郵送でも提出できるので、窓口に行けない日でも大丈夫です

書類の様式はどこで手に入るか

様式はA4横サイズです。高岡市の市民税課窓口でもらえるほか、市公式サイトからダウンロードもできます。eLTAX(エルタックス、地方税の電子申告・申請システム)を使った電子申請にも対応しているので、紙を準備しにくい場合はそちらも選択肢に入ります。

わたしが調べたときは、高岡市のページよりも他市の記載例のほうが詳しかったことがありました。書き方に迷ったときは、大阪市や名古屋市など大都市の公式サイトの記載例を参考にするのも手です。

届出書の記入欄を順番に確認する

記入する順番を決めておくと、書き漏れが減ります。

STEP
給与所得者の基本情報を記入

氏名・フリガナ・生年月日・マイナンバー(個人番号)・1月1日現在の住所・異動後の住所を書きます。

STEP
異動の事由を選ぶ

退職・転勤・休職など、該当する番号を選んで記入します。

STEP
未徴収税額の徴収方法を選ぶ

残りの住民税をどう徴収するか(一括徴収・普通徴収への切替・転勤先での継続など)を選びます。

STEP
転勤の場合は下欄も記入

「1.特別徴収継続の場合」欄を記入し、新勤務先へ徴収月と月割額を連絡します。

※印の欄は記載不要です。書き方に迷ったら、各自治体が公開している記載例を確認するとスムーズです。

退職後の住民税、三つの徴収方法

先に結論を言うと、異動後の未徴収税額の処理方法は三つあります。どれを選ぶかで、従業員側の手間と会社側の対応が変わります。

一括徴収

退職月の給与や退職金から残りの住民税を一度にまとめて引く方法です。

普通徴収へ切替

市区町村から従業員本人へ納税通知書が届き、自分で納付する方法です。

特別徴収の継続(転勤の場合)

転勤先の新しい会社が引き続き給与から住民税を天引きする方法です。

一括徴収は退職後の手間が少なくて済む反面、退職月に大きな金額が引かれることになります。従業員への説明が事前にあると、トラブルになりにくいです。

転勤のときは新勤務先への連絡も必要

転勤の場合、届出書を出すだけで終わりではありません。新勤務先(新しい特別徴収義務者)へ、徴収月と月割額を必ず連絡する必要があります。

連絡が漏れると、転勤先での住民税の天引きが始まらず、従業員が後から一括で払うことになります。転勤のケースは段取りが一段多い。ここは自分でも一度止まって確認するようにしています。

よく迷う記入欄と見落としやすい点

よく迷うのが、「異動後の住所」の欄です。転居を伴う場合と、転居なしで退職する場合で書き方が変わることがあります。

また、マイナンバー(個人番号)の記入が必要です。手元に番号がない状態で書き始めると途中で止まりやすいので、先に番号を確認してから書き始めるほうがスムーズです。

記入例は高岡市公式サイトのほか、大阪市・名古屋市など各自治体サイトにも掲載されています。制度の細かい部分は変わることがあるので、申請前に公式ページか窓口で確認することをおすすめします。

郵送と電子申請でも提出できる

高岡市の場合、窓口持参のほか郵送でも提出できます。郵送先は市役所市民税課(〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50)です。

eLTAX(エルタックス)を使った電子申請も選択肢にあります。窓口に行く時間が取れない日でも対応できるのは助かります。ただし電子申請の設定を最初にしておく必要があるので、初めての方は早めに確認しておくと動きやすいです。

迷ったときは電話で確認が一番早い

記入内容や提出方法で迷ったときは、高岡市市民税課(電話:0766-20-1261)へ直接電話するのが早いです。窓口に行く前に電話で状況を説明しておくと、持参するものや書き方をそのまま教えてもらえます。

わたしは用事のついでに立ち寄れる場所かどうかをよく気にするのですが、市役所はそのつど行くより、電話で用件を済ませてから一度だけ動くほうが結果的に楽なことが多い気がしています。

この届出を出す前に確認しておきたいこと

今日のうちに、異動のあった従業員の「異動日」と「残りの住民税額」だけでも手元に出しておくと、届出書の記入がぐっとスムーズになります。書類を開いてから番号を探すより、先に数字をそろえておくほうが手が止まりにくい。そこだけでも今日やっておく価値があります。

提出期限まで日があっても、従業員の手元の住民税の話につながるので、早めに動いておくと気持ちが楽です。翌月10日はあっという間に来ます。「出そうと思っていたのに過ぎてしまった」となると、後から取り返しにくい。そう感じています。

この記事が、届出書のどこから手をつければいいか分からなかった方の、最初の一歩になったらうれしいです。まずは異動日と税額のメモから始めてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「こられ高岡」編集長・しゅう

高岡市在住のしゅうです。地域情報メディア『こられ高岡』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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