高岡市への引っ越しを考えているとき、「補助金があると聞いたけど、自分が対象になるのかよく分からない」という声をまわりでよく聞きます。種類がいくつかあって、読み込むほど条件が細かくなってくる。
地域情報メディア『こられ高岡』のエリア担当ライターです。高岡市内で暮らしながら、移住や住まいにまつわる支援制度を自分なりに調べてきました。窓口のある建物の入りやすさまで気になってしまうたちなので、制度の中身と一緒に、動きやすい段取りも整理していきます。
この記事では、高岡市で使える引っ越し補助金を、移住元の条件ごとに分けて確認します。申請のタイミングや窓口についても、自分が動くつもりで並べました。
高岡市の引っ越し補助金は三つに分かれる
高岡市で使える引っ越しへの補助金は、大きく分けると三つのルートがあります。東京23区から来る人向け、富山県外から来る人向け、そして結婚を機に高岡市に来る人向け。同じ「引っ越し補助金」でも、移住元と状況によって窓口も金額も変わる仕組み。
まず自分がどのルートに当てはまるかを見ておくと、あとで迷わずに動けます。
東京23区から来る場合の移住支援金の内容
東京23区に住んでいた、または通勤していた方が高岡市に移住し、就業や起業をした場合に使えるのが「高岡市移住支援金」です。単身で60万円、2人以上の世帯で100万円が交付されます。さらに18歳未満の子を帯同して令和5年4月1日以降に転入した場合は、子ども1人につき100万円が加算されます。
わたしが最初に読んで少し止まったのが、移住元の条件でした。移住直前に連続して1年以上、かつ直近10年間で通算5年以上、東京23区に在住または通勤していることが要件になっています。
東京を離れてからしばらく経っている方は、ここを先に確認しておくと余計な手間がありません。申請は転入後1年以内に行う必要があります。
富山県外から来る人が使える支援金について
東京23区以外の富山県外から移住する場合は、「たかおかウェルカム移住支援金」が選択肢になります。就業・起業・就農などいくつかの条件のうち、いずれかに該当することが必要です。
金額は18歳未満の子を含む世帯で30万円、2人以上の世帯で20万円、単身で10万円。東京23区からのルートよりは金額が小さめですが、対象になる移住元の範囲は広くなっています。
なお、この支援金は「高岡市移住支援金」を別途受け取っている場合は対象外となります。申請前に公式サイトで最新の要件を確認しておくのが確実です。
東京23区と富山県外、要件の違いを並べると
二つの支援金をまとめて見ておくと、動く前に判断しやすくなります。
| 項目 | 高岡市移住支援金 | たかおかウェルカム移住支援金 |
|---|---|---|
| 移住元 | 東京23区(在住または通勤) | 富山県外(全国) |
| 単身金額 | 60万円 | 10万円 |
| 世帯金額 | 100万円 | 20万円 |
| 子ども加算 | 1人につき100万円(R5.4以降) | 18歳未満含む世帯で30万円 |
| 申請期限 | 転入後1年以内 | 転入後1年以内 |
| 窓口 | 市役所 チェンジ推進課 | 市役所 チェンジ推進課 |
窓口はどちらも同じチェンジ推進課(TEL:0766-20-1101)なので、どちらのルートか迷ったときも、一本電話すれば確認できます。
結婚を機に高岡市へ来た人が使える補助
就業や起業の条件に当てはまらない場合でも、結婚を機に高岡市へ引っ越してきた世帯には「高岡市結婚新生活支援事業」という制度があります。新居への引越費用として、1世帯あたり上限30万円の補助が受けられます。
窓口は市役所建築政策課(TEL:0766-30-7291)。こちらの制度は対象年齢や所得の条件もありますので、詳細は申請前に窓口で確認しておくと安心です。
就業・起業の要件で見落としやすいところ
移住支援金を使うとき、見落としやすいのが「就業先の要件」です。どの会社でも対象になるわけではなく、富山県が運営するマッチングサイトに掲載された求人での就職であることが必要になります。
すでに就職先が決まっている方は、その会社がマッチングサイトに登録されているかを先に調べておくと、申請のときに慌てずに済みます。テレワークで引き続き前職の業務を行う方も要件に含まれますが、こちらも条件があるので公式で確認が必要です。

就職先の会社がマッチングサイトに出ているか、早めに確認しておくと動きやすいですよ
申請の流れを順番に確認しておく
移住支援金の申請は、転入後に一度で済む手続きではなく、いくつかのステップを踏む必要があります。わたし自身、書類を後からまとめようとすると意外に手間だと感じた経験があるので、早めに動ける分は動いておくほうが気持ちも楽です。
移住元・就業先・申請期限などの条件を公式サイトで確認します。
住民票を高岡市に移します。転入日が申請期限の起点になります。
対象の就職先での勤務開始や、起業支援金の交付決定が必要です。
市役所チェンジ推進課に必要書類を提出します。
転入後1年という期限は、気づいたら過ぎていることもあります。転入届を出したタイミングでカレンダーにメモしておくだけでも、後から焦らなくて済むと思います。
申請に必要な書類の種類を知っておく
申請時に準備するものは制度によって変わりますが、共通して必要になりやすい書類を先に把握しておくと動きやすいです。
- 転入前後の住民票(世帯全員分)
- 就業先の雇用証明書または労働契約書
- 転入前住所を確認できる書類
- 振込先の通帳など金融機関の情報
書類の詳細は制度ごとに違いがあります。申請前に窓口か公式サイトで最新の必要書類を確認しておくと、一度で手続きが完結しやすくなります。
住まいの購入を検討するなら空き家補助も見ておく
高岡市には、住まいの購入に使える補助制度もあります。「たかおか暮らし支援事業」は一戸建てや中古マンションなどを購入した方への補助で、まちなか区域で上限50万円、居住誘導区域で上限20万円です。
また、高岡市空き家・空き地情報バンクに登録された空き家を購入した場合は「空き家バンク住宅取得支援事業」も使えます。取得額の5%、上限20万円。居住誘導区域が対象エリアです。
引っ越し費用の補助と住まい購入の補助は、それぞれ窓口が違います。住まいの補助は建築政策課(TEL:0766-30-7291)に確認するのが早道です。
制度をまとめて知るなら移住促進サイトから始める
高岡市の支援制度を一か所で確認したい場合は、高岡市移住促進サイト「あっ、たかおかで暮らそう!」が整理されていて動きやすいです。住まい・子育て・しごとのカテゴリ別に支援制度が並んでいます。
窓口への問い合わせ前にここを一読しておくと、聞きたいことが自分でも整理できます。わたしも実際に何度か見返しています。
- 高岡市移住促進サイト
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「あっ、たかおかで暮らそう!」支援制度の一覧はサイト内の「支援制度」ページから確認できます。
- チェンジ推進課(移住支援金)
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高岡市役所内。TEL:0766-20-1101。移住支援金・ウェルカム支援金はここへ。
- 建築政策課(住まい・引越費用補助)
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高岡市役所内。TEL:0766-30-7291。結婚新生活支援事業・住まい取得補助はこちら。
迷ったときに自分がまず確認すること
補助金の情報を調べているとき、制度の名前よりも「自分がまず動けるかどうか」を先に確認するようにしています。今週末に少し時間が取れるなら、高岡市の移住促進サイトで自分の移住元と状況を照らし合わせてみるのが、いちばん手間が少ない一歩かなと思います。
「条件に合うかも」と思ったら、電話一本でおおよそ分かります。チェンジ推進課や建築政策課は、こういった問い合わせを受け慣れている窓口なので、気軽に電話してみてもいい。わたしはそのほうが確実だと感じています。
書類の準備や申請手続きは後でもできます。まずは「自分が対象かどうか」だけメモに書き留めておくだけでも、気持ちがずいぶん楽になりますよ。動きやすい日を選んで、ゆっくり確認してみてくださいね。











