私立中学の費用を調べようとして「助成金」と検索しても、なかなかピンとくる制度が出てこない、そんな経験はないでしょうか。進学を考え始めた時期に家計面の見通しを立てたくて検索するのは自然なことですが、「助成金」という言葉ひとつでは、自治体の制度なのか学校独自の制度なのかが分かりにくい構造になっています。
地域情報メディア『こられ高岡』でエリアを担当しているライターのしゅうです。わたし自身も子どもの進学を考えるとき、どこに何を聞けばいいのか最初は迷いました。この記事では、高岡市から私立中学へ通う前提で、制度の種類と調べ先を順番に整理しています。
市の窓口で確認できるもの、県の制度、学校独自の減免、費用の種類ごとに分けて見ていきます。申請前には必ず公式窓口での確認が必要ですが、「どこを見ればいいか」の道筋だけでも先に分かると、少し気持ちが楽になるはずです。
まず整理したい制度の種類と探し方の流れ
私立中学の費用に関する支援は、大きく四つに分かれます。国の制度、都道府県の制度、市区町村の制度、そして学校独自の制度です。
検索で「助成金」とだけ入れると、高校向けの制度や東京都の事例が上位に出やすく、富山県・高岡市の情報が見えにくくなりがちです。実際にわたしが調べたときも、出てきたのは都内の私立中向け制度ばかりで、最初は「富山には何もないのかな」と感じました。調べる先を変えると、見え方もだいぶ変わります。
- 国の制度
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私立中学を対象とした国の就学支援金制度は、現時点では高校段階が中心です。
- 富山県の制度
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県の就学支援も高校段階が主体で、中学段階の県独自支援は内容を個別確認する必要があります。
- 高岡市の制度
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就学援助制度があり、対象や内容は学校教育課への確認が必要です。
- 学校独自の制度
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授業料減免や奨学金を学校法人が独自に設けているケースがあります。
高岡市内で制度を調べるときの確認先
高岡市で子どもの教育費に関わる公的支援を調べるなら、まず高岡市教育委員会の学校教育課が窓口になります。電話番号は0766-20-1451で、就学援助制度の問い合わせ先として公式サイトに記載されています。
ただし、就学援助制度はもともと公立小中学校の就学を支援する仕組みとして設計されています。私立中学に通う場合の適用範囲は必ず窓口で確認が必要です。窓口に電話するだけでも、ある程度の方向性は聞けます。
市の制度と県の制度でカバーする範囲の違い
高岡市の就学援助は、主に市立小中学校に通う家庭の学用品費・給食費・修学旅行費などを対象としています。一方、富山県の就学・進学支援ページには、高校段階の就学支援金や奨学給付金の情報がまとめられています。
私立中学の段階は、国・県ともに高校段階ほど制度が整備されていません。それが「調べても出てこない」と感じる主な理由です。だからこそ、学校自体に直接確認する経路が重要になってきます。
学校独自の減免制度を調べるときの見方
私立中学の中には、学校法人が独自の授業料減免制度や奨学金制度を設けているところがあります。学校のウェブサイトの「入試・学費案内」や「奨学金・支援制度」のページに掲載されていることが多いです。
募集要項と別ページになっている場合もあるため、トップページだけ見て「制度なし」と判断しないほうが安心です。気になる学校があれば、入試説明会や学校見学の場で直接聞いてみると、ウェブに載っていない細かい条件まで教えてもらえることがあります。

説明会で聞いた方が、ウェブより詳しく分かりますよ
所得条件で見落とされやすい確認のタイミング
多くの支援制度では、所得条件の判断に「前年の課税所得」や「住民税の課税状況」が使われます。今年の収入ではなく、前の年の数字で判定されるケースが多い。これを知らないと「今年は収入が下がったから対象のはず」と思っていても、認定されないことがあります。
また、共働き世帯の場合は世帯全員の合計所得で見られるため、夫婦それぞれの収入を合算した金額で確認することが必要です。うちも夫婦で働いているので、ここは早めに把握しておきたいと感じています。
授業料以外にかかる費用として出やすいもの
私立中学では、授業料以外にも入学金・施設費・教材費・制服代・部活動費などがまとまってかかります。支援制度の多くは「授業料」部分だけを対象にしており、こうした諸費用は対象外になりやすい点に注意が必要です。
- 入学金(入学前に一括で支払うもの)
- 施設費・設備費(毎年かかるケースあり)
- 教材費・タブレット端末費用
- 制服・体操着などの指定品
- 修学旅行・校外活動の積立
年間でならすと授業料と同額程度になる場合もあるので、学費全体を把握するには入学前の説明会で費用の内訳表をもらうのが一番確実です。
申請時期で慌てやすい制度の動き方
学校独自の奨学金は、出願時期と連動して募集が締め切られるケースがあります。入学後に申請するタイプと、出願と同時期に申請するタイプで動き方がまったく違う。先に調べておかないと、気づいたときには締め切りが過ぎていた、ということになりやすいです。
市や県の制度も、年度当初の4月前後に申請を受け付けているものが多く、年度途中からの申請では遡及して支給されないケースがあります。進学を考え始めた段階から、制度の存在だけでも頭に入れておく価値があります。
高岡市から通う場合の通学圏で考えたいこと
高岡市内に私立中学はなく、富山市や金沢市の学校へ通うケースも出てきます。通学先の自治体と高岡市とで、制度の窓口が変わる場合があります。(2026年5月時点で富山県内での私立中学は片山学園中学校・高等学校だけです)
支援制度は「通学先の都道府県・市区町村」と「居住地の都道府県・市区町村」のどちらが窓口かを確認する必要があります。県をまたぐ場合は特に要確認です。わたし自身、子どもの通学先が変わったときにこの点を見落としかけたことがあります。
公式情報を確認するときの具体的な手順
学校教育課(0766-20-1451)に私立中学向けの制度があるか確認します。
富山県公式サイトの「就学・進学支援」ページで、中学段階に適用できる制度がないか確認します。
志望する学校のサイトで、奨学金・授業料減免の制度と申請時期を確認します。
ウェブに載っていない条件や最新の募集状況は、学校説明会で担当者に聞くのが確実です。
制度を探すときによくある失敗と注意点
見落としやすいのが、「制度がない」と早めに結論づけてしまうことです。検索で出てこなかっただけで、窓口に聞けば存在する制度もあります。わたし自身も一度、「検索で見つからなかったから対象外」と思い込んで損をした経験があります。
また、民間の奨学財団や育英会の制度は、自治体の窓口には載っていません。日本学生支援機構や地域の育英団体のウェブサイトも、時間があれば一度見ておく価値があります。制度が向かないケースとして、所得が基準を超えている場合や、通学先が県外の場合は対象外になる制度もあります。
調べ始めるなら今が動きやすい時期です
制度の多くは、年度当初に申請の窓口が開くものです。今の時期に「どんな制度があるか」だけでも確認しておくと、来年度の申請を慌てずに準備できます。高岡市の学校教育課に一本電話するだけでも、方向性がはっきりしてきます。
費用の全体像をつかんだうえで進学を考えると、家族で話し合いやすくなるとわたしは感じています。金額だけではなく「どこに何を聞けばいいか」が分かるだけで、気持ちの重さがずいぶん変わるんですよね。
まずは学校と市と県のどこに何を聞けばいいかをメモに書き出してみてください。それだけでも、次に動くときの足場になるはずです。この記事が少しでも、みなさんの迷いを減らすきっかけになったらうれしいです。












