身近な人が亡くなったとき、悲しみの中でも手続きは待ってくれません。「まず何をすればいい」と頭がぐるぐるするのは、経験した人にはよく分かる感覚だと思います。
高岡のことを書いている地域情報メディア『こられ高岡』のライター、しゅうです。わたしは介護の仕事もしているので、ご遺族が手続きに追われる場面を近くで見てきました。今回は死亡届を中心に、その後の流れまで順番に整理します。
まず提出そのものの話、書き方の注意点、高岡市役所の窓口情報、その後の手続きの流れと確認先、という順番で見ていきます。
死亡届はいつまでに誰が出すか
死亡届の提出期限は、死亡の事実を知った日から7日以内です。国内で亡くなった場合の話で、海外で亡くなった場合は3か月以内とされています。
届出できる人は、同居の親族や同居していない親族、後見人、同居者、家主など、法律で定められた範囲があります。多くの場合は家族が行いますが、葬儀社が代わりに提出することも可能です。
高岡市役所の提出窓口と受付時間
高岡市の場合、市役所1階の市民課が窓口です。平日は午前8時30分~午後5時15分まで受け付けています。死亡届が受理されると火葬許可証が発行されるので、16時頃までには窓口へ到着できるようにしておくと安心です。
夜間や休日は、市役所1階の警備室(電話 0766-20-1482)が対応しています。土日・祝日・年末年始も受付可能なので、日程の調整が難しい場合も一度連絡してみてください。
持っていくものと用紙の受け取り方
死亡届の用紙は、死亡診断書と一体になっています。病院や施設で亡くなった場合は、医師から直接受け取ることがほとんど。用紙のA3サイズ左半分が死亡届、右半分が死亡診断書になっています。
- 必須書類
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死亡届(死亡診断書と一体になっているもの)
- 持参すると安心なもの
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届出人の印鑑(認印可)と本人確認書類
- 同時に出すとスムーズな書類
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火葬許可証交付申請書(窓口で確認してください)
令和3年9月の法改正で押印は任意になりましたが、火葬許可証の申請と同時に行う場合は印鑑が必要になることがあります。念のため持参しておくほうが無難です。
死亡届の書き方で迷いやすい箇所
用紙の右半分(死亡診断書)は医師が記入するところです。そこには手を加えず、左半分の死亡届だけを記入します。記入にはボールペンを使い、楷書で丁寧に書くのが基本。年月日はすべて和暦で書きます。
迷いやすいのが、亡くなった場所の欄です。病院名ではなく、その病院の住所を記入します。
本籍地は運転免許証には書かれていないため、事前に確認が必要です。署名欄は届出人ご本人が直筆で記入する必要があります。書き直すときは訂正箇所に赤い一本線を引いて書き直します。
死亡届を出した後に届く火葬許可証
死亡届が受理されると、市役所から火葬許可証が交付されます。葬儀までに必要な書類なので、受け取ったらすぐに葬儀社へ渡すか、必要なタイミングまで大切に保管してください。
死亡の記載がある住民票や戸籍謄本が取得できるようになるのは、死亡届が受理されてから1週間~2週間が目安です。
死亡後14日以内に動く手続きの順番
死亡届の次に期限が近いのが、14日以内の手続きです。葬儀が終わってからすぐ動けるよう、先に何があるかだけでも把握しておくと気持ちに少し余裕ができます。
亡くなった方が世帯主だった場合、同じ世帯に15歳以上の方が2人以上いれば届出が必要です。
国民健康保険や介護保険の資格確認書は、死亡から14日以内に市役所(保険年金課・長寿福祉課)へ返還します。
高岡年金事務所(0766-21-4180)に14日以内に問い合わせ、必要な手続きを確認します。
高岡市のおくやみワンストップ窓口について
高岡市役所1階の6番窓口では、複数の手続きをまとめて相談できる「おくやみワンストップサービス」を利用できます。死亡届の提出から1週間後を目安に、前日までにスマートフォン等から来庁予約をして向かうと、案内がスムーズです。
わたしも介護職の仕事でこの窓口のことを知ったのですが、手続きが複数ある場合にはかなり動きやすいと感じています。

スマホから「おくやみ手続きナビ」で必要な手続きを事前に確認できますよ
葬祭費の申請は見落としやすいので注意
国民健康保険や後期高齢者医療保険に加入していた方が亡くなった場合、葬祭を行った喪主に3万円の葬祭費が支給されます。支給を受けるには申請が必要で、自動的には振り込まれません。
申請期限は葬儀を行った日の翌日から2年以内です。先に確認しておきたいのは、葬儀の領収書や会葬礼状を手元に残しておくことで、申請の際に必要になります。
手続きに持っていくとよいものの一覧
高岡市役所で複数の手続きをまとめて行う場合、以下のものを持参しておくと動きやすいです。手続きの種類によって必要なものが変わるので、不明な点は窓口に事前に問い合わせておくと確実です。
- 来庁する方の本人確認書類
- 受取口座がわかるもの(通帳など)
- マイナンバーがわかるもの
- 亡くなった方の保険証・介護保険証
- 印鑑(認印可)
亡くなった方に固定資産や農地がある場合など、状況によって手続きが増えます。おくやみハンドブックが高岡市役所(または市公式サイト)で入手できるので、一冊手元に置いておくと整理しやすいです。
今日できる一歩を一つだけ見つけてほしい
死亡届は7日以内という期限があり、その後も手続きが続きます。最初から全部を把握しようとすると、気持ちがつぶれそうになるのですよね。わたしが仕事でご遺族に話すとき、まず「今日これだけ確認しよう」という一つだけ決めてもらうようにしています。
今日であれば、手元にある健康保険証の種類と、手続き期限の14日を確認するだけでも十分です。そこから動き方が見えてくる。一度に全部解決しなくていい、という感覚のほうが長い目で見ても動きやすいと感じています。
また、提出する書類のコピーは取っておいた方が無難だと思います。
この記事が、少し気持ちを整えるきっかけになったらうれしいです。高岡市役所のおくやみワンストップ窓口の予約は、スマホからできますので、週末に家族と一緒に内容を確認してみてくださいね。













