【高岡市】アスベスト補助金、調査費と除去工事費で対象はどう違う?

古い建物の解体や改修を前にして、補助金のことが気になっているけれど、どこから調べたらいいのか分からない。そういう状態で検索にたどり着いた方が多いのではないかと思います。

地域情報メディア『こられ高岡』のエリア担当ライター、しゅうです。わたし自身も住まいのことを調べるとき、制度の名前がたくさん出てきて、どれが自分に関係するのか最初は整理しにくいと感じました。

この記事では、高岡市でアスベスト(石綿)関連の補助金を調べるときに、何から順番に確認するとよいか、調査費と除去工事費はどう違うのか、申請の順番で気をつけたい点などをひとつずつ見ていきます。

目次

補助金で対象になりやすい支援の種類

アスベスト関連の補助金は、大きく「分析調査費への補助」と「除去工事費への補助」の二つに分かれています。この二つを混同すると、対象外になってから気づくことがあります。

分析調査とは、吹付け材にアスベストが含まれているかどうかを専門の調査者が確かめる作業のこと。除去工事とは、含有が確認された吹付けアスベストを実際に取り除く工事を指します。制度によっては調査費だけが対象で、工事費は別扱いというケースもあります。

調査費と除去工事費の費目の違い

見積もりを見ると、調査費と工事費がひとまとめになっていることがあります。補助金を使うなら、この二つを費目として分けて確認しておくほうが後で分かりやすいです。

分析調査費は、調査者が試料を採取して含有率を確かめるための費用です。除去工事費は、養生や飛散防止対策を含む撤去・封じ込め工事の費用。補助対象になる費目が制度ごとに違うため、見積もりの段階で業者に費目を分けてもらうと確認しやすくなります。

私も建物を解体をした際に建物にアスベストが吹き付けてあったため、調査を依頼しました。数万円かかった記憶があります。

高岡市で対象になりやすい建物の範囲

多くの自治体の補助制度では、吹付けアスベスト(いわゆるレベル1・レベル2の建材)が施工されている民間建築物が対象の中心になっています。屋根材や床タイルなどの成形板は対象外になることが多いので、事前に確認が必要です。

高岡市でのアスベスト補助制度の詳細は、市の建築政策課(電話:0766-30-7291)に直接確認することが確実です。制度の有無・対象範囲・予算枠は年度ごとに変わることがあります。

建物が古くても、吹付け材かどうかで対象が変わることがありますよ

住宅と事業用建物で見方が変わる点

住宅と事業所(店舗・倉庫・事務所など)では、補助の対象や補助率が異なる場合があります。個人が所有する住宅向けの制度と、不特定多数が利用する建築物向けの制度は窓口が違うこともあります。

住宅(個人所有)

市の建築政策課が窓口になることが多い。所有者本人が申請するケースが中心。

事業用建物・多数利用施設

国土交通省や県の制度が適用される場合もある。延べ面積や用途によって対象が変わる。

住宅と事業所のどちらの建物かを最初に整理してから制度を調べると、問い合わせのときに話が早くなります。

申請前に工事を進めないほうがよい理由

迷いやすいのが、申請と工事のどちらを先にするかという順番です。多くの補助制度では、補助金の交付決定通知を受ける前に着工すると対象外になります

工事を急いでいると、見積もりが出た時点ですぐ発注したくなる気持ちは分かります。ただ、交付決定前に着工してしまうと、どれだけ条件が合っていても補助を受けられなくなるケースがほとんどです。

焦りたい気持ちがあるときほど、先に窓口へ連絡だけしておく。その一手間が、後悔をなくすいちばんの近道なんですよね。

申請の大まかな流れを知っておく

補助制度を利用するときの流れは、自治体によって細部が違いますが、大まかな順番はどこでも似ています。事前に把握しておくと、問い合わせのときに迷いにくくなります。

STEP
窓口へ事前相談

制度の有無・対象建物・申請条件を市の建築政策課に確認する。

STEP
補助金交付申請

必要書類をそろえて申請する。図面・現況写真・見積書などが必要になることが多い。

STEP
交付決定通知を受けてから着工

通知を受け取った後に調査や工事の契約・着手ができる。ここが最重要の順番。

STEP
完了報告・補助金受け取り

工事や調査の完了後に実績報告書を提出し、補助金が交付される。

見積もりを見るときに気になる費目

見積書が届いたとき、わたしなら最初に費目の内訳を確かめるようにしています。補助対象になるのが調査費だけなのか、工事費も含まれるのかによって、自己負担の大きさがかなり変わるからです。

先に確認しておきたいのは、見積もりの中で補助対象外の費目がどこかという点です。養生費・廃棄物処理費・飛散防止設備費など、工事全体に含まれる費目の中でも補助の対象になるものとならないものが分かれることがあります。

市・県・国の制度をどう使い分けるか

アスベスト関連の補助は、市の制度だけとは限りません。富山県の制度や、国土交通省・厚生労働省が関わる国の補助制度が重なっているケースもあります。

  • 高岡市:建築政策課(電話 0766-30-7291)
  • 富山県:建築住宅課または環境関係課
  • 国:厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイト

どの制度も年度ごとに内容が変わることがあるため、ここに書いた情報も必ず最新の公式情報と照らし合わせて確認してください。

調査だけでも補助の対象になるか

「まだ工事するかどうか決めていないが、アスベストが入っているか調べたい」という段階の方もいると思います。制度によっては、分析調査費だけが対象になるものがあります。

富山市では民間建築物を対象に、吹付けアスベストの分析調査費への補助制度があります。高岡市や近隣市でも同様の制度が存在するとの情報はありますが、詳細は市の窓口への確認が必要な状況です。工事に進む前に調査費だけでも補助対象かどうか、最初に聞いてみるのが現実的な一手になります。

対象外になりやすい建物や状況

補助制度には、対象外になるケースも決まっています。事前に知っておくと、申請してから「やっぱり使えなかった」という状況を避けやすくなります。

  • すでに着工・契約済みの場合
  • 吹付け建材ではなく成形板(屋根材・床タイル等)
  • 市税等を滞納している場合
  • 過去に同制度を利用済みの建物

特に「成形板は対象外」という点は見落としやすいです。屋根材・外壁材・床タイルなどの成形板は、多くの補助制度で対象にならないことを最初に確認しておくと、話が早いです。

よくある失敗と事前相談の使い方

実際に補助を受けようとして途中で止まるケースで多いのは、業者と先に話を進めすぎてしまう状況です。見積もりを取ること自体は問題ありませんが、業者と本契約・着工の段階まで進んでしまうと補助の対象外になります。

窓口への事前相談は無料でできることがほとんどです。「まだ工事するか決めていない」「費用感を知りたいだけ」という段階でも、相談しやすい窓口です。わたしも市の窓口への相談は、早い段階でしておくほうがずっと楽だと感じています。

最後にわたしが気になっていたこと

今週末でも、まず高岡市の建築政策課のページを開いて「アスベスト」で検索してみるだけでも一歩になります。ページに記載がなければ電話で直接聞くのが確実で、「制度があるか確認したい」と一言伝えるだけで話が進みます。

補助金の金額や対象範囲は年度ごとに変わることがあるので、わたし自身も「制度があるかもしれない」という前提で窓口に当たるようにしています。調査費だけでも補助があると、解体や改修に踏み切る前の確認がしやすくなるんですよね。

費用の見通しが少し立つだけで、工事の判断がずっとしやすくなります。この記事が、次の一歩を考えるときの手がかりになったらうれしいです。まずは市の窓口に問い合わせてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「こられ高岡」編集長・しゅう

横浜市在住のミオです。地域情報メディア『ハマコンパス』で、暮らしに役立つ地元情報をわかりやすく発信しています。

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